愛知県で産業廃棄物収集運搬業の許可をお持ちの事業者様の中には、
「積替え保管を行いたいが、どうすればいいのか分からない」
「許可申請が複雑そうで不安」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、愛知県内で積替え保管の許可を検討している事業者様向けに、制度の概要・メリット・デメリットをわかりやすく解説します。
許可申請の流れや注意点もあわせてご紹介します。
産業廃棄物収集運搬業の積替え保管とは？
産業廃棄物収集運搬業における「積替え保管」とは、収集した産業廃棄物を一時的に保管したり、別の車両に積み替えたりすることを指します。
例えば、排出事業者から回収した廃棄物を中間処理施設に運ぶ前に、一度自社のヤードでまとめてから再運搬するようなケースが該当します。
通常の「収集運搬業許可」では、廃棄物の排出場所から処分場へ直接運ぶことになりますが、積替え保管を行う場合には自社保管施設等に保管後、処分場へ運ぶことが可能になります。
図解イメージ
[排出事業者] → [直接処分場へ] ………… 積替え・保管なし許可
[排出事業者] → [積替え・保管施設] → [処分場] ………… 積替え・保管を含む許可
許可の種類
- 収集運搬業許可（積替え・保管を含まない）
排出現場から処分場まで直接運搬する場合に必要。 - 収集運搬業許可（積替え・保管を含む）
倉庫やヤード等で積み替え・保管を行う場合に必要。
積替え保管のメリット
1. 運搬効率の大幅な向上
愛知県内外に複数の回収先を持つ場合、いったん積替え保管施設に集約することで、
走行距離・燃料費・人件費の削減が期待できます。
2. 柔軟な車両運行が可能
積替え施設を中継地点として利用すれば、ドライバーの交代や車両入れ替えがしやすくなり、スケジュール管理の自由度が向上します。
3. 一時保管による作業効率化
夕方・夜間などの処分場の混雑や受け入れ時間外でも、積替え施設に一時的に保管できるため、現場作業を中断せず効率的な運搬が可能です。
積替え保管のデメリット・注意点
1. 設備基準のハードルが高い
愛知県では、積替え保管施設に対して以下のような設備基準が求められます。
- コンクリート等の遮水性のある床面
- 囲い・標識・屋根の設置
- 消火設備等
- 各種法令への適応
等々、保管する廃棄物の種類によっても準備や確認すべき法令が変わってきます。
まずは、何をどこにどのくらい保管したいか？からスタートする必要があります。
2. 事務作業・管理の負担増
マニフェストの管理、委託契約の変更、保管基準の順守状況など、日々の事務・管理面での負担増が考えられます。
3. 許可申請の難易度が高い
積替え保管を含む許可申請は、通常の収集運搬許可に比べて図面・構造詳細・保管容量の計算など多くの書類を準備する必要があります。
また、申請に係る費用が嵩むことが多いです。
申請に必要な書類（主なもの）
- 許可申請書
- 事業計画書（運搬経路・車両・施設概要など）
- 積替え・保管施設の平面図・配置図・写真
- 登記事項証明書・定款
- 直近3期分の決算書
- 講習会修了証の写し
- 住民票・納税証明書
愛知県の手数料（例）
| 新規許可申請 | 81,000円 |
| 更新許可申請 | 73,000円 |
| 変更許可申請 | 71,000円 |
（積替え・保管を含まない許可から含む許可へ変える場合は変更許可申請になります。）
許可取得までの流れ
- 事前相談・要件確認
- 書類収集・事業計画作成
- 施設図面作成・確認
- 愛知県への申請
- 施設実地確認
- 審査・許可証交付
フローチャート図解イメージ
[無料相談] → [書類作成] → [申請提出] → [施設検査] → [審査] → [許可証交付]
よくある質問
- 積替え・保管施設はどこに設置できますか？
-
用途地域、建築基準法、環境規制に適合する必要があります。事前確認が不可欠です。
- 保管可能な容量は？
-
保管場所の面積・保管する廃棄物の種類・お持ちの運搬車両の積載量等によって異なります。基本は1日当たりの平均的な搬出量の７日分を上限として考えます。
- 許可取得にはどのくらいかかりますか？
-
隣接地の数や状況によりますが、書類作成から許可交付まで、通常3〜6か月程度を要します。
- 許可の有効期間は？
-
5年間です。継続して事業を行う場合は更新が必要です。
当事務所のサポート内容
- 必要書類の収集・作成代行
- 愛知県との事前協議・調整
- 積替え・保管施設の図面作成補助
- 許可取得後の更新・変更手続き支援
当社報酬額（例）
| 事前相談・要件確認 | ５５，０００円（税込み） ※ご依頼に進んだ場合、下記②着手金の一部に充当します。 |
| 着手金 | ２４２，０００円（税込み） |
| 成功報酬 | ２４２，０００円（税込み） |
その他、上記愛知県への手数料が必要です。
また、本報酬額は一般的な費用となっております。建物に関する図面の有無（屋内保管の場合）・弊所からの距離・隣接地の数・保管施設所在地の市町村条例の有無等で若干増減いたします。
総費用例（新規申請の場合）
| 申請手数料実費 | ８１，０００円 |
| 弊所報酬 | ４８４，０００円 |
| 総額 | ５６５，０００円 |
お問い合わせ
愛知県で産業廃棄物収集運搬業（積替え・保管を含む）の許可取得を検討されている方は、ぜひ当事務所へご相談ください。
初回相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。
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